1分でわかるヘレン

「すべてのこどもが保育を受けられ、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、2014年に杉並区で1園目が開園しました。障害のある子の長時間保育を実現する日本で始めての保育園です。

なぜ、ヘレンが必要なの?

2021年に医療的ケア児支援法が施行され、保育園での医療的ケア児の受け入れが広がりつつあります。しかし、現在も重度の障害があったり、高度な医療的ケアを必要とするこどもたちが保育を受けられる場所は多くありません。どんな子でも保育を受けられる権利がある。そう強く想い、ヘレンを運営しています。

2021年に医療的ケア児支援法が施行され、保育園での医療的ケア児の受け入れが広がりつつあります。しかし、現在も重度の障害があったり、高度な医療的ケアを必要とするこどもたちが保育を受けられる場所は多くありません。どんな子でも保育を受けられる権利がある。そう強く想い、ヘレンを運営しています。

日本初の長時間保育

障害児保育園ヘレンの保育時間は
最長9.5時間です。

既存の療育施設をはじめとして、これまで障害のある子が長時間利用できる施設はほとんどありませんでした。「すべてのこどもが保育を受け、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、障害児保育園ヘレンは、長時間保育を実現します。仕事との両立のほか、求職中やご家族の介護をされている等で保育を必要とする状態の方はご利用可能です。

医療的ケアも対応可能に!

看護師、リハビリスタッフ、研修を受けた保育スタッフがチームを組み、こどもたちが安心して過ごせる体制を作ります。

経験を積んだ看護師がいるため、これまで預かりが難しかった「医療的ケア」を必要とするこどもの保育にも対応することができます。

「遊び」を出発点とした保育・療育

ヘレンでは、遊びを中心に楽しみながら発達を促す保育・療育を行います。

こども自身が「楽しそう!」と感じ、新しいことにチャレンジすることをヘレンは大切にします。また、ヘレンで過ごす生活のすべてにリハビリスタッフの視点を取り入れ、何気ない遊びの中にも発達の芽を育てていきます。

ヘレンの1日

ヘレンでは、個人に合わせた手厚い保育と集団のコミュニケーションを活かした保育を両立します。集団生活の中でも、クラス活動や食事などは、お子さんそれぞれのペースに合わせた保育をしていきます。

登園

朝の会・
集団遊び

昼食

午睡

おやつ・
自由遊び

お迎え・降園


※ 時間は一例です

利用者の声

障害児保育園ヘレン
利用者からの
メッセージ

こどもって障害が違っても、あってもなくても、こども同士で遊ぶことで発達が促されるということをわたしはヘレンで学びました

ヘレンに通っていてよかったと思うのは、息子の発達が著しく伸びたことです。
先生たちがとても工夫されていて、それぞれの障害に合わせて無理なく発達を促すような動きを遊びに上手に取り入れていて、すごくプロの力を感じました。
また、こどもって障害が違っても、あってもなくても、こども同士で遊ぶことで発達が促されるということをヘレンで学びました。
好きな仕事を続けていられることに、今はすごく大きな喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
(お子さんは、ヘレンには1歳半~3歳までご利用。インタビュー時点では5歳で、区の認可の保育園に通われています。)

支援プログラム

作成日:令和6年10月1日

法人(事業所)理念
  • こどもたちが、自らへの肯定感、未来への希望を持てる社会を目指す。
  • 医療的ケア児・重症心身障害児とその家族が、それぞれの生活を安心して楽しめる社会を目指す。
支援方針
  • こどもの遊びと健康を支え、「やってみたい」「できた」「楽しい」という気持ちを育む。
  • 家族の就労や子育てを支え、保護者の自己実現を応援する。
  • 成長に応じた支援を切れ目なく行えるよう、発達支援や移行支援を地域と連携する。
営業時間 8時‐18時 送迎実施の有無 あり
支援内容



健康・生活
  • 体調管理(バイタルや呼吸器チェック、排痰や排泄、栄養ケア など)
  • 生活リズムの形成(朝会、帰りの会 など)
  • 基本的日常生活の習慣化、基本的日常生活動作の向上(食事や排泄 など)
  • 安全管理(避難訓練、災害対応カード作成 など)
運動・感覚
  • 運動全般(変形拘縮の予防としてのさまざまな姿勢の経験、粗大運動を通した感覚統合 など)
  • 姿勢・運動(姿勢保持をしての活動、座位保持装置、装具を使用した活動 など)
  • 手指操作(感触あそび、教材あそび など)
  • 感覚(上記の活動を通しての感覚の評価)
認知・行動
  • 因果関係・始点終点の理解(ふれあいあそび、粗大運動、スイッチあそび など)
  • 物を見分ける力をつける(感触あそび、音楽あそび、視覚あそび、教材活動 など) 
  • 概念の理解を育てる(音楽あそび、模倣活動、教材活動 など)
  • 行動や特性の理解(スケジュールの活用、タイムタイマーなど視覚支援の活用、オブジェクトキューや手話など感覚を補う支援の活用)
言語
コミュニケーション
  • ことばを育む(ごあいさつ、絵本読み、パネルシアター など)
  • 発信する力を育てる(カードやサイン、スイッチの活用 など)
人間関係
社会性
  • 保護者以外の大人との関係を育む(二項関係、三項関係)
  • 他者との交流を経験する(地域保育園との歳児交流、散歩や来客を通した交流)
  • 屋外で過ごす経験(お散歩 など)
家族支援
  • 児童発達支援管理責任者による保護者面談(年2回以上)。
  • ご家族の就労や子育てに関する相談援助。
移行支援
  • 併用する児童発達支援事業所、交流する保育園等との連携と情報交換。
  • 転園や就学に向けた移行支援。自治体を介した相談と連携。
地域支援・地域連携
  • 相談支援事業所や他の通所支援事業所、訪問看護事業所等との連携。
  • こどもの育ちや家庭の生活の支援に関わる医療福祉教育保育等の関係機関との連携。
職員の質の向上
  • 新任者研修(事業所内研修、社内保育事業の実習)
  • 現任者研修(虐待防止、緊急時対応研修)の実施
  • 専門性のある職員の研修(児童発達支援管理責任者更新研修)
  • 看護師(救命救急研修)
主な行事等
  • 誕生会 季節の行事 など
  • 保育参観会 親子遠足 保護者会 など

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