「すべての子どもが保育を受けられ、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、2014年に杉並区で1園目が開園しました。障害のある子の長時間保育を実現する日本で初めての保育園です。
「待機児童問題」が騒がれる中、そんな待機児童にすらカウントされない子どもがいます。それは、重度の障害があったり、医療的ケアが必要な子どもたちです。それを「障害児保育問題」と私たちは呼んでいます。どんな子でも保育を受けられる権利がある。そう強く想い、ヘレンは開園しました。
障害児保育園ヘレンの保育時間は
最長9.5時間です。
既存の療育施設をはじめとして、これまで障害のある子が長時間利用できる施設はほとんどありませんでした。「すべての子どもが保育を受け、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、障害児保育園ヘレンは、長時間保育を実現します。仕事との両立のほか、介護やレスパイトが理由のご家庭もご利用可能です。
看護師、作業療法士、研修を受けた保育スタッフがチームを組み、子どもたちが安心して過ごせる体制を作ります。
経験を積んだ看護師がいるため、これまで預かりが難しかった「医療的ケア」を必要とする子どもの保育にも対応することができます。
ヘレンでは「遊び」を出発点とした、子ども自身が楽しみながら発達を促す「療育プログラム」を行います。
子ども自身が「楽しそう!」と感じ、新しいことにチャレンジすることをヘレンは大切にします。 また、ヘレンで過ごす生活のすべてにリハビリスタッフの視点を取り入れ、何気ない遊びの中にも発達の芽を育てていきます。
ヘレンでは、個人に合わせた手厚い保育と集団のコミュニケーションを活かした保育を両立します。集団生活の中でも、クラス活動や食事などは、お子さんそれぞれのペースに合わせた保育をしていきます。
8:00 開園
10:30 朝の会
12:00 昼食
13:00 午睡
14:00 起床
15:30 おやつ
16:00 帰りの会
17:30 随時降園
17:30 閉園
※ 時間は一例です
ヘレンに通っていてよかったと思うのは、息子の発達が著しく伸びたことです。
先生たちがとても工夫されていて、それぞれの障害に合わせて無理なく発達を促すような動きを遊びに上手に取り入れていて、すごくプロの力を感じました。
また、子どもって障害が違っても、あってもなくても、子ども同士で遊ぶことで発達が促されるということをヘレンで学びました。
好きな仕事を続けていられることに、今はすごく大きな喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
(お子さんは、ヘレンには1歳半~3歳までご利用。インタビュー時点では5歳で、区の認可の保育園に通われています。)