ヘレン全社会議って何?
9月9日(土)に2023年度のヘレン全社会議を日本教育会館で開催しました!
全社会議とは、障害児保育園ヘレン、インクルーシブひろばベルの運営に携わる園のスタッフ・事務局スタッフが皆で集まり行う研修です。
普段は各園で勤務している園長・保育スタッフ・看護スタッフ・リハビリスタッフ、事務局スタッフが一堂に会する機会です。今回は約3年半ぶりに対面で開催することができ、スタッフ同士のコミュニケーションやよりよい保育のための学び合いの場となりました。また、今回は園長も全社会議の運営に加わり、スタッフ全員の一体感をより感じる機会にできました。
プログラム①自己紹介・アイスブレイク
まずは勤務している園や職種を超えてグループを組み、自己紹介とアイスブレイク!
「最近あったGOODニュース」や「おすすめのリフレッシュ方法」の話題で盛り上がり、初めて話すスタッフ同士も仲を深める機会となりました♪
プログラム②フローレンスとヘレンのこれから
会長の駒崎から、フローレンスとヘレンのこれまでの歩みや今後について話がありました。ヘレン開園や、医療的ケア児家庭への支援を国や地方自治体の責務と定めた「医療的ケア児支援法」成立までの取り組み、フローレンスの新ビジョン・ミッション・カルチャーについての説明がありました。
普段は直接駒崎の話を聞く機会がないスタッフもいますが、駒崎の思いに触れ、フローレンスとヘレンのこれまでと今後に全員で想いを馳せ、決意を新たにすることができました!
プログラム③事業状況の共有
ヘレン事業部のマネージャーからは、ヘレンの課題と来年度に向けての話の共有がありました。園で勤務しているスタッフも事務局スタッフも、ヘレンの課題解決に向けて同じ方向を向くために、このような共有の場を大切にしています。
プログラム④子供の権利を守るための研修-対話会-
フローレンスでは、所属するすべてのスタッフによる不適切な保育・行為、虐待防止のため、組織の責任として取り組むことを明記したセーフガーディング方針を定めています。
今回の対話会では、このセーフガーディング方針に基づき、実際に起こり得そうな保育の事例を基に、どのようにして子どもの権利を守っていくか皆で学びました。
自分でじっくり考える個人ワークの時間を取った後、グループでお互いに意見を発表しました。グループ内では、対応方法・解決方法などさまざまな視点からの意見交換がされ、「実践に移せそうな声掛けの仕方などを考えられた」「参考にしたい意見をたくさん聞けた!」という感想がありました。子どもの権利を守るために、ヘレンにかかわるスタッフがお互いに学び合うとてもよい機会になりました。
プログラム⑤ヘレンの保育を語ろうワークショップ
今年は、ヘレンが開園してから10年目を迎える節目の年です。私たちはこれまで、重度心身障害や医療的ケア、肢体不自由のある就学前のお子さんを親子分離で長時間お預かりするという、前例のないことに取り組み続けてきました。
2021年に医療的ケア児支援法が成立し、認可保育園で医ケア児の預かりが進んだことで、障害児家庭の選択肢が広がり、ヘレンを取り巻く環境は大きく変わってきています。
その中で、これからのヘレンや未来を作る上での土台・軸になるものを考えるために、私たちが毎日の保育の中で大事にしてきたことを対話を通じて振り返ってみました。お互いの想いや考えていることを口に出し共有することは、日々多職種連携しチームで保育を行っているヘレンではとても大切なことです。
初めに、ヘレンの保育の強みや大事にしていること、困ったときに立ち戻っていることは何なのか話し合いました。その後、これからの保育の中でもっと工夫したいことや挑戦したいこと、未来へのワクワクを、心を躍らせながら語り合いました!たくさんのアイデアが出てきて、スタッフの目が輝いていました!
私たちはこれからもよりよい保育を考え続けていきます
参加したスタッフからは「対面で話す機会があってよかった!」「他園のスタッフと交流し、学びがたくさんあった」という声が聞かれました。スタッフ同士がお互いの素敵な点や自身の課題に気付き合えるように、今後もスタッフ間で学び合いやコミュニケーションができる機会をつくっていきたいです。
私たちは今後も、園を超え職種を超え、スタッフ全員で子どもたちのためによりよい支援を考え、真剣に向き合っていきます。
また、現在ヘレンでは入園を希望されるお子さんを募集しています。ヘレンの入園を希望される方は、まず問い合わせフォームへの記入をお願いいたします。