障害児保育園ヘレンは、一般財団法人松翁会（以下、「松翁会」）の2024年度第35回社会福祉助成事業において、「業務効率化と保育の質向上を目指すICT化促進事業」で助成対象に選ばれました。

松翁会は、1926年より診療所経営を通じて「疾病の予防と早期発見・早期治療」に取り組んできました。1986年から国・社会の福祉の向上に寄与することを目的に助成事業を開始され、現在までの助成金の累計は3億円を超えています。

今回、わたしたちが受け取った助成金は、保護者との情報共有システムの導入に使わせていただき、保護者・保育者双方にとってより便利で質の高い保育サービスを目指してまいります。

また、助成決定後に松翁会の益田専務理事と全国社会福祉協議会高柳参事にご来社いただき、医療的ケア児をとりまく環境や事業運営における課題について懇談をおこないました。

益田専務理事は、「医療的ケア児を取り巻く課題に対する助成を今後も続けていきたい」「そのためにはどのような支援が必要か勉強したい」と、わたしたちの考える課題について熱心に耳を傾けてくださいました。また、他の団体で行われている取り組みについての知見もくださいました。

そのようなやりとりのなかで、わたしたちも医療的ケア児の課題についてそれぞれの組織の枠を超えてともに向き合っていこう、改善を目指していこうとする気持ちを新たにすることができました。今後も松翁会のような医療的ケア児を支援する団体との関係づくりや連携に努めてまいります。